前走の水仙賞を快勝したハウゼ(ユーザー提供:だんさん)
水仙賞を制したハウゼ(牡3、美浦・田中博康厩舎)がスプリングS(3歳・GII・中山芝1800m)で重賞初制覇を目指す。
父のデクラレーションオブウォーは13年にクイーンアンSとインターナショナルSを制した名馬だ。種牡馬としても18年仏2000ギニー覇者のオルメド、19年メルボルンCを制したヴァウアンドディクレアなど、多くの活躍馬を輩出。19年からはJBBA静内種馬場で繋養されている。
本邦初年度産駒となる現3歳世代の出世頭はトップナイフだ。昨年の京都2歳S、ホープフルS、今年の弥生賞と3戦連続して重賞で2着。クラシックの有力候補と目されている。他にもあざみ賞を制したタマモブラックタイ、クロッカスSで2着のサトノヴィレなど、産駒は幅広いフィールドで活躍している。
ハウゼは中山芝で3戦2勝、3着1回のコース巧者。一気の相手強化となるが、レースセンスと舞台適性では一日の長がある。父にJRA重賞初制覇を届け、トップナイフとともにクラシック戦線に“デクラレーションオブウォー旋風”を巻き起こしたい。