毎日杯に出走予定のドットクルー(c)netkeiba.com
一昨年の覇者シャフリヤールは次走で日本ダービーを制覇。また、18年の勝ち馬ブラストワンピースはその年の暮れに有馬記念を制し、17年のアルアインは中2週で皐月賞に挑み戴冠。さらに、13年のキズナはここから京都新聞杯を挟んで日本ダービー制覇に繋げた。弥生賞、スプリングSが終わった後のGIIIだが、ここをステップに活躍していく馬は少なくない。
1.構えすぎると届かない
昨年1番人気だったドゥラドーレスは最速の上がりを使うも3着まで。一昨年1番人気のグレートマジシャンも最速の上がりを繰り出すも2着だった。他にも、19年のヴァンドギャルド、17年のサトノアーサーら、優れた決め手を持っている馬が差し届かない結果に終わることがしばしばある。
2.未勝利上がりは通用しにくい
過去10回で、前走が未勝利だった馬は[0-1-1-16]で複勝率11.1%と目立たない。対して、前走がGIIIだった馬は[5-4-2-19]で複勝率36.7%、前走が1勝クラスだった馬は[4-4-4-30]で複勝率28.6%。
3.キャリア数に注目
過去10回で、キャリアが6戦以上だった馬の連対はゼロ。未勝利を勝ち上がったばかりの馬の好走は少ないが、既に豊富なキャリアを積んでいる馬も不振傾向。
ドットクルーは前走、今回と同舞台のアルメリア賞を勝って2勝目をあげたディーマジェスティ産駒。長く脚を使って抜け出す好内容で、勝ち時計も1分46秒2と優秀だった。同舞台なら重賞でも好勝負に持ち込めて良いだろう。