◆第71回日経賞・G2(3月25日、中山競馬場・芝2500メートル、不良)
1着馬に天皇賞・春への優先出走権が与えられる伝統の長距離重賞は12頭で争われ、横山和生騎手が騎乗した単勝2番人気の
タイトルホルダー(牡5歳、美浦・栗田徹厩舎、父
ドゥラメンテ)が後続に大きな差をつけて逃げ切った。
アスクビクターモア(田辺裕信騎手)との新旧菊花賞馬対決が注目されたが、このレース連覇を果たして昨年の宝塚記念以来となる重賞6勝目を挙げ、天皇賞・春の連覇へ向けて好スタートを切った。勝ちタイムは2分36秒8。
2着に
ボッケリーニ(浜中俊騎手)、3着に
ディアスティマ(北村友一騎手)が入った。
Mデムーロ騎手(
ライラック=4着)「よかったです。一生懸命走ってくれました。最後はもう少し伸びるかと思ったけど、久々のぶん、苦しくなってしまった。これを使って、変わってほしいです」
戸崎騎手(
マカオンドール=5着)「タイプ的にかかるような感じだが、この馬は怒らせた方がいいと思って走らせた。馬場は問題なく走れていたし、頑張っていたと思う」
池添騎手(
ヒートオンビート=6着)「以前乗せてもらった(昨年の)新潟記念の時より落ち着いて返し馬ができたが、そこでも脚を取られるところがあった。馬場を気にしてふわふわしていた。3コーナーでハミを取ってくれたので、勝ち馬を目標に動いていったが、苦しくなった。きれいな走りをするので、この馬には合わなかった」
松岡騎手(
キングオブドラゴン=7着)「
タイトルホルダーの後ろにつけられたけど、馬場が悪くなりすぎました。もう少し乾いた馬場の方がいいです」
丹内騎手(
マイネルファンロン=8着)「年齢的なものか、以前より扱いやすくなっている。道中はロスなく走ってくれた」
菅原明騎手(
アリストテレス=11着)「道中で進んでいきませんでした。この馬場が合わず、苦しそうでした」
柴田善騎手(
コトブキテティス=12着)「状態はすごく良さそうだったけど、一線級の馬相手だときつかったです」