【大阪杯】ヴェルトライゼンデ 鋭進 再コンビ川田を背に成長示す「挑戦するにふさわしい」

2023年03月30日 06:00

 余力十分に併入を決めたヴェルトライゼンデ(左)=撮影・石湯恒介

 「大阪杯・G1」(4月2日、阪神)

 G1初制覇を狙うヴェルトライゼンデが態勢を整えた。19年9月の新馬戦以来のコンビ復活となる川田を背に29日、栗東坂路で万全の仕上がりを示した。気合を前面に出した走りで、馬なりのまま楽に登坂。同じく騎手騎乗のシルキーヴォイス(5歳3勝クラス)と併入を果たし、4F52秒8-38秒8-12秒1をマークした。ドバイワールドCを制したばかりの剛腕に導かれ、6度目の挑戦でのG1タイトル奪取に突き進む。以下、池江師と川田の一問一答。

  ◇  ◇

 ◆池江泰寿調教師  

 -前走の日経新春杯は59キロをはね返してV。

 「状態が良くて何の不安もなかったのですが、59キロというかつて背負ったことのない斤量でしたからね。馬場も重かったのでそれが響くと思いましたが、よく頑張ってくれました」

 -最終リハを終えて。

 「2週前あたりまでは動きが緩慢に見えましたが、先週から本来のシャープな動きに。何とか仕上がったかなと思います」

 -父はかつて管理した09年覇者ドリームジャーニー

 「G2時代でしたが、ここでダービー馬(ディープスカイ)に先着して、その後宝塚記念を勝ちましたね。全弟のオルフェーヴルも勝っていますし、相性のいいレースだと思いますが、走ってみないと」

 -抱負を。

 「屈腱炎で長く休んでいましたが、ファンの方々に励ましていただいて、おかげさまで復活できました。応援していただいた方々に恩返しがしたいので、G1を勝って喜びを分かち合いたいと思います」

 ◆川田将雅騎手   

 -19年9月の新馬戦以来となる騎乗。

 「だいぶ時間がたっているので、別馬のようでした。2歳の時から背中がとても良かったのですが、ここまでキャリアを積みながら歩んでいて、このクラスに挑戦するにふさわしい成長ぶりだと思いました」

 -この馬の強みをどう引き出すか。

 「馬格がありますし、自分というものをしっかり主張してくる馬なので、彼自身の気持ちが走る方に向くように競馬を組み立てられれば」

 -意気込みを。

 「この馬とともに結果を得られるように、残り数日しっかり準備して、当日競馬を迎えていいレースをお見せできるように、ヴェルトライゼンデと頑張りたいと思います」

新着ニュース

ニュースを探す

ご意見・ご要望

本サービスはより高機能なサービスの提供なども検討しております。お気づきの点がございましたらお気軽に下記フォームよりご意見をお願いいたします。

  • ご意見をご記入ください。

頂いたご意見には必ずスタッフが目を通します。個々のご意見に回答できかねますことを予めご了承ください。
また、連続して複数送信されると、受付できないことがあります。予めご了承ください。