現地時間2日、独・バーデンバーデン競馬場で行われたバーデン大賞(3歳上、独G1・芝2400m、9頭立て)は、A.シュタルケ騎手騎乗の4番人気キジャーノ Quijano(セン5、独・P.シールゲン厩舎)が、中団追走から直線に向くと、1番人気に推された今年の独ダービー馬アドレルフルック Adlerflugとの競り合いをクビ差制して優勝した。勝ちタイムは2分28秒19(良)。さらに3.1/2馬身差の3着にはエガートン Egertonが入り、キングジョージ(英G1)2着のユームザイン Youmzainは4着、連覇を狙ったプリンスフローリ Prince Floriは7着に敗れた。
勝ったキジャーノは、父Acatenango、母Quila(その父Unfuwain)という血統の独国産馬。05年3月のデビュー戦は5着だったが、長期休養明けの2戦目で初勝利を挙げると、そこから10連勝でドバイシティオブゴールド(首G3)を制覇。続くドバイシーマクラシック(首G1)で7着に敗れて連勝はストップしたが、前走の地元での準重賞を勝ってここに臨んでいた。通算成績15戦12勝(重賞2勝)。