シンザン記念で重賞初制覇を飾ったライトクオンタム(c)netkeiba.com
4月9日(日)に阪神競馬場で行われる桜花賞(3歳牝・GI・芝1600m)。クラシックの幕開けを飾る一戦にライトクオンタム(牝3、栗東・武幸四郎厩舎)が武豊騎手とのコンビで出走する。
ライトクオンタムは父ディープインパクト、母イルミナント、母の父Quality Roadという血統。母は米G1ゲイムリーSなど北米で6勝を挙げた名牝だ。
22年11月に東京競馬場でデビュー。初陣は好スタートから馬なりで先手を取ると、道中も手応え十分に後続を突き放し2馬身半差で快勝した。続く1月のシンザン記念では出遅れて後方からの競馬となったが、直線で大外一気の末脚を披露して勝利。牡馬相手に重賞初制覇を飾っている。
同馬には騎手&調教師兄弟タッグによるJRA・GI制覇がかかり、達成すればグレード制導入後初となる。また、武豊騎手にとっては06年に天皇賞(春)→NHKマイルCを勝利して以来の2週連続JRA・GI制覇となるほか、武幸四郎調教師にとって初のGIタイトル獲得となる。
大阪杯でJRA・GI80勝および最年長GI制覇を飾り「(最年長記録を)もっと伸ばしていけるように」と語っていた名手が、早くも記録更新に臨む。ライトクオンタムの走りと武豊騎手の手綱捌きに注目したい。