クラウンCに出走するポリゴンウェイヴ(撮影:高橋正和)
4月5日(水)に川崎競馬場で行われるクラウンカップ(3歳・SIII・ダ1600m)。先週、大井競馬場で行われた京浜盃と同じく南関東の牡馬クラシックを占うレースで、勝ち馬には牡馬三冠初戦・羽田盃への優先出走権が付与される。
重賞実績が豊富な馬の出走が少なく、川崎の難コースも相まって波乱含みの一戦。1番人気は過去10年で1勝のみとなっているが、今年は順当に決着するのか。はたまた大波乱の決着となるのか。発走予定日時は5日(水)の20時10分。主な出走予定馬は以下の通り。
■ポリゴンウェイヴ(牡3、浦和・小久保智厩舎)
昨年4月に門別競馬場で行われた“日本で最も早い2歳新馬戦”を勝利し、その後は重賞でも活躍。同年夏からは浦和競馬に移籍し初戦の準重賞を制したほか、重賞で2度2着に好走した。なかなかタイトルに手が届かなかったが、年明け初戦のニューイヤーCで重賞初制覇。前走の京浜盃はよもやの敗戦を喫したが、意欲の連闘策で巻き返しに期待したい。
■オーマイグッネス(牡3、船橋・山田信大厩舎)
ホッカイドウ競馬所属時には2歳牡馬の筆頭格として重賞戦線で活躍し、サンライズCを制したほか、サッポロクラシックCやブリーダーズゴールドジュニアCでも2着に好走。ダートグレード競走のJBC2歳優駿でも4着に入るなど、豊富な実績を誇る。前走は4番手から伸びて3着と、転入初戦で上々の滑り出し。今回は得意の積極策に持ち込んで2つ目のタイトルを掴みたい、
■ゴールドラッドマン(牡3、川崎・内田勝義厩舎)
ダートグレード競走3勝のタイニーダンサーを母に持つ良血馬。ゲートが速くない点をカバーするだけの豪快なマクリ脚が魅力で、昨年12月の新馬戦では3コーナー付近で先頭に立つ強気の競馬で白星を飾った。続く今年2月の特別戦でも、外から各馬をねじ伏せ優勝。前走は道中の不利もあって3着止まりだったが、展開次第では今回もチャンスが有りそうだ。
そのほかにもトライアルの椿賞を制したハセノゴールド(牡3、船橋・張田京厩舎)、4戦3勝と好成績を残しているブルグミューラー(牡3、浦和・小久保智厩舎)、キャリア全7戦で掲示板を外していないスカイアクロス(牡3、川崎・山崎裕也厩舎)なども出走を予定している。