前走の若葉Sで3勝目を挙げたショウナンバシット(ユーザー提供:あすりさん)
得意の中山でGI初制覇なるか。皐月賞(3歳牡牝・GI・芝2000m)には
シルバーステート産駒が大挙3頭エントリーしてきた。
エース格は若葉ステークスを制した
ショウナンバシット(牡3、栗東・須貝尚介厩舎)だ。21年セレクトセール1歳で2億6000万円(税抜)で落札された血統馬。ここまで5戦3勝、2着1回、3着1回の複勝率100%。展開や馬場状態を問わない安定感が光る。そして
ショウナンバシットを物差しにすれば、若葉Sでハナ差の2着だった
ラスハンメル(牡3、栗東・松永幹夫厩舎)も侮れない。ス
プリングSで3着の
メタルスピード(牡3、美浦・斎藤誠厩舎)は、今回で5戦連続の中山。初の2000mにさえ対応できれば上位争い可能だろう。
何より強調したいのは、
シルバーステート産駒の中山での活躍ぶりだ。同産駒はJRAの芝で66勝を挙げているが、中山で断トツの18勝。今年に限れば、先週のニュージーランドTを
エエヤンが制するなど、[10-4-4-23]の勝率24%、複勝率44%。回収率が単複ともに100%を超えているように、驚異的な成績を残している。データ通りなら、少なくとも1頭は馬券圏内!? 産駒初のGI制覇はもちろん、上位独占まであっても決して驚けない。