【皐月賞】ダンジグ系初のクラシック制覇へ ファントムシーフをはじめ3頭が参戦

2023年04月12日 09:00

共同通信杯を快勝したファントムシーフ(撮影:下野雄規)

 ダンジグ系の国内クラシック初制覇を目指し、皐月賞(3歳牡牝・GI・芝2000m)にトップナイフ(牡3、栗東・昆貢厩舎)、ファントムシーフ(牡3、栗東・西村真幸厩舎)、ワンダイレクト(牡3、栗東・藤岡健一厩舎)の3頭が参戦する。

 ダンジグは77年米国生まれのノーザンダンサー産駒。現役時代は一般戦のみの3戦3勝だったが、種牡馬となって大成功。産駒は世界中のGIを制し、日本でもアグネスワールドやヤマニンパラダイス、マグナーテンなどの活躍馬が出た。

 ダンジグ系は大きく発展し、日本でもハービンジャーやチーフベアハートなど、多くの種牡馬が導入されている。JRAのGIは通算15勝。しかしながら、クラシックには延べ73頭が参戦して未勝利。17年皐月賞のペルシアンナイト、17年オークスのモズカッチャンの2着が最高着順となっている。また、注目したいのは人気馬の成績。1番人気に2頭、2番人気に4頭が推されたものの、全て4着以下に沈んでいる。

 今年の3頭は共同通信杯を制したファントムシーフ(父ハービンジャー)、重賞で3戦連続2着のトップナイフ(父デクラレーションオブウォー)、弥生賞ディープインパクト記念3着のワンダイレクト(父ハービンジャー)とタレント揃い。長年跳ね返されてきて壁を乗り越え、ダンジグ系に悲願のクラシックタイトルを届けるシーンを期待したい。

【ダンジグ系のクラシック成績】カッコ内は最高着順
皐月賞…17戦0勝(17年2着ペルシアンナイト)
ダービー…14戦0勝(00年3着アタラクシア、13年3着アポロソニック)
菊花賞…18戦0勝(01年3着エアエミネム)
桜花賞…14戦0勝(17年6着ディアドラ)
オークス…10戦0勝(17年2着モズカッチャン)

【クラシックで1&2番人気に推されたダンジグ系の成績】
05年皐月賞…マイネルレコルト4着(2番人気)
10年菊花賞…トウカイメロディ6着(2番人気)
18年日本ダービー…ブラストワンピース5着(2番人気)
18年菊花賞…ブラストワンピース4着(1番人気)
19年菊花賞…ニシノデイジー9着(2番人気)
22年桜花賞…ナミュール10着(1番人気)

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