3連勝中のフリームファクシ(C)netkeiba.com
須貝尚介厩舎が皐月賞(3歳牡牝・GI・芝2000m)にショウナンバシット(牡3)とフリームファクシ(牡3)の強力2頭出しで挑む。
フリームファクシは国内外でGIを2勝したディアドラの半弟。昨年10月のデビュー戦こそ2着に敗れたものの、その後は未勝利、1勝クラス、きさらぎ賞と3連勝中。まだ折り合いに課題を残すものの、抜群のスケール感を誇る。一方のショウナンバシットは若葉Sを制するなど、過去5戦で3勝、2着1回、3着1回の複勝率100%。どんな展開、馬場状態になっても崩れない安定感は、混戦で大きな武器となる。
00年以降のJRA・GIで同一厩舎のワンツーは9回。皐月賞では17年の池江泰寿厩舎(1着アルアイン、2着ペルシアンナイト)、22年の木村哲也厩舎(1着ジオグリフ、2着イクイノックス)と2回も記録されている。今年の須貝厩舎もワンツーを決める可能性は十分にあるはずだ。
【00年以降のJRA・GIでの同一厩舎ワンツー】
・00年オークス・山内研二厩舎(1着シルクプリマドンナ、2着チアズグレイス)
・03年阪神ジュベナイルフィリーズ・浅見秀一厩舎(1着ヤマニンシュクル、2着ヤマニンアルシオン)
・04年天皇賞(秋)・藤沢和雄厩舎(1着ゼンノロブロイ、2着ダンスインザムード)
・04年ジャパンカップダート・松田博資厩舎(1着タイムパラドックス、2着アドマイヤドン)
・11年安田記念・堀宣行厩舎(1着リアルインパクト、2着ストロングリターン)
・12年スプリンターズステークス・安田隆行厩舎(1着ロードカナロア、2着カレンチャン)
・17年皐月賞・池江泰寿厩舎(1着アルアイン、2着ペルシアンナイト)
・22年皐月賞・木村哲也厩舎(1着ジオグリフ、2着イクイノックス)
・22年秋華賞・高野友和厩舎(1着スタニングローズ、2着ナミュール)