3頭の叩き合いを制したスズカハービン(手前、カメラ・荒牧 徹)
4月15日の中山9R・山藤賞(3歳1勝クラス、芝2000メートル、12頭立て)は、単勝10番人気の伏兵
スズカハービン(牡3歳、栗東・高橋義忠厩舎、父
ハービンジャー)がゴール前のたたき合いを制して1着に入り、3連単16万9330円の波乱を演出した。勝ち時計は2分4秒2(重)。
道中は後方10番手の内を進んだ。勝負どころで馬場のいい外に持ち出すと、メンバー最速の上がりで伸びる。最後は先に抜け出した2着
シルバーティムール、3着
ダニーデンとの三つ巴になったが、頭差出たところがゴール。津村明秀騎手は「ゲート審査明けでゲートだけ気にしていたが、練習していてくれたおかげで中では大丈夫でした。自分のリズムを守って3オーナーからうまく外に出せました。馬場が悪くても大丈夫でした。これから良くなりそう」と評価していた。