現地時間8日、愛・レパーズタウン競馬場で行われたメイトロンS(3歳上牝、愛G1・芝8f)は、R.ムーア騎手騎乗の1番人気エシュロン Echelon(牝5、英・M.スタウト厩舎)が、好位の内から直線で抜け出し、レッドエヴィー Red Evieに1.1/2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分39秒52(良)。さらにクビ差の3着にはイースタンアピール Eastern Appealが入った。
勝ったエシュロンは、父デインヒル、母は98年コロネーションS(英G1)を制したExclusive(その父Polar Falcon)という血統の英国産馬。半姉に04、05年セレブレイションマイル(英G2)を勝ったChic(父Machiavellian)、伯父に97年の英2000ギニー(英G1)を勝ったアントレプレナーがいる。
04年8月にデビューし、06年フィリーズS(英G3)で重賞初制覇を飾ると、その後も06、07年プリンセスエリザベスS(英G3)、07年ダリアS(英G3)、前走のセレブレイションマイルなどを制しており、今回5度目の挑戦でG1初制覇を果たした。通算成績19戦9勝(重賞6勝)。