9日、阪神競馬場で行われたサマースプリントシリーズ最終戦・セントウルS(3歳上、GII・芝1200m)は、川田将雅騎手騎乗の11番人気{horse=2002105980:サンアディユ}(牝5、栗東・音無秀孝厩舎)が、好位追走から抜け出すと後続を突き放し、馬群を割って伸びてきた7番人気カノヤザクラに5馬身差をつけ圧勝した。勝ちタイムは1分07秒1(良)。さらにクビ差の3着に1番人気キンシャサノキセキが入った。
勝ったサンアディユは、父フレンチデピュティ、母シェリーザ(その父Caerleon)という血統。05年4月にデビューして3戦目で初勝利。昨年夏から秋にかけて3連勝するなどダートの短距離を中心に活躍していたが、初芝となった前々走のアイビスサマーダッシュ(GIII)を13番人気(単勝77.1倍)で優勝。前走の北九州記念(GIII)は7着だった。通算成績15戦7勝(重賞2勝)。
鞍上の川田将雅騎手は、昨年の目黒記念(GII、ポップロック)以来のJRA重賞4勝目。管理する音無秀孝調教師は、関屋記念(GIII、カンパニー)に続く今年のJRA重賞5勝目で、通算26勝目となった。
なお、勝ちタイムは02年のセントウルS(GIII)でビリーヴが記録したものに並ぶタイレコードだった。