9日、金沢競馬場で行われた9R・ダイヤモンド特別(ダート1500m)に、02年京成杯(GIII)の勝ち馬ローマンエンパイア(牡8、金沢・藤木一男厩舎)が出走。前野幸一騎手騎乗で1番人気に推され、後方追走から勝負どころで一気に進出すると直線でさらに伸び、4番人気
ケンゴウザンに1/2馬身差をつけて優勝。04年大阪城S(OP)以来約3年半ぶりの勝利を飾った。勝ちタイムは1分36秒0(稍重)。
ローマンエンパイアは、父サクラローレル、母がJRA1勝の
ローマステーション(その父Law Society)という血統。01年12月に栗東・古川平厩舎からデビュー。無傷の3連勝で02年京成杯(GIII)を制し、父の産駒として初めて重賞勝ちを収めたが、2番人気に推された皐月賞(GI)で14着に敗れた後、左肩跛行で休養入り。復帰後は04年大阪城S(OP・芝2000m)に勝利した。今年6月にJRA競走馬登録を抹消され、金沢に移籍していた。通算成績26戦5勝(うちJRA25戦4勝、重賞1勝)。