前々走のステイヤーズSを快勝したシルヴァーソニック(ユーザー提供:なゆうさん)
長距離を得意とするオルフェーヴル産駒が、天皇賞(春)(4歳上・GI・芝3200m)に大挙4頭参戦する。
オルフェーヴル産駒は芝2600m以上で延べ178頭が走り、[25-17-21-115]の勝率14%、複勝率35%。回収率は単複ともに100%を超えている。3000m以上の長距離重賞でも20年ステイヤーズSのオセアグレイト、22年ステイヤーズSのシルヴァーソニック、23年ダイヤモンドSのミクソロジーと3勝。ただ、GIでは延べ14頭が参戦しながら、2度ある5着が最高。GIの壁に突き当たっている。
今年のエース格はシルヴァーソニックだ。ステイヤーズS、レッドシーターフハンデキャップと長距離重賞を連勝中。昨年の天皇賞(春)はスタート直後の落馬で競走中止に終わったが、この一戦を除くと3000m以上では[2-0-4-0]の勝率33%、複勝率100%だから、抜群の安定感を誇っている。ここ2戦で手綱をとっているレーン騎手とのコンビ継続も心強い限り。12年に1番人気で11着に終わった父オルフェーヴルの無念、そして自身の昨年の悔しさを晴らしたい。
【天皇賞(春)に登録しているオルフェーヴル産駒】カッコ内は主な勝ち鞍
・アイアンバローズ(21年緑風S)
・シルヴァーソニック(22年ステイヤーズS、23年レッドシーターフハンデキャップ)
・ヒュミドール(20年ノベンバーS)
・メロディーレーン(21年古都S)
【オルフェーヴル産駒の天皇賞(春)成績】カッコ内は人気
・20年…11着メロディーレーン(13)
・21年…10着オーソリティ(6)、11着メロディーレーン(16)、13着オセアグレイト(9)
・22年…5着アイアンバローズ(3)、9着メロディーレーン(16)、17着タガノディアマンテ(9)、競走中止シルヴァーソニック(8)