昨秋の新馬を快勝したグランヴィノス(ユーザー提供:るいすさん)
良血のグランヴィノス(牡3、栗東・友道康夫厩舎)が青葉賞(3歳・GII・芝2400m)で重賞初制覇を狙う。
世代最高レベルの血統馬だ。父がキタサンブラックなら、母は名繁殖牝馬のハルーワスウィート。半姉のヴィルシーナとヴィブロス、半兄のシュヴァルグランはGIを制している。母系を遡れば4代母はグローリアスソング。したがって世界的な名種牡馬のシングスピールやラーイ、日本ではダノンシャンティやホワイトフーガと同じ牝系の出身となる。
グランヴィノスは昨年10月の阪神で新馬勝ち。続く京都2歳Sでは1番人気に支持されながら6着に終わったが、当時は完成度が低かった。この中間、脚をぶつけて弥生賞ディープインパクト記念を回避するアクシデントはあったが、その後はここ目標に順調に乗り込まれている。完成は先だが、それでも成長を示したい一戦。一族悲願のクラシック制覇に向けて、最低でも2着に食い込み、ダービーの優先出走権を獲得したい。