前走のニュージーランドTを快勝したエエヤン(ユーザー提供:モエロウエクラさん)
ニュージーランドTを制したエエヤン(牡3、美浦・伊藤大士厩舎)がNHKマイルカップ(3歳牡牝・GI・芝1600m)でGI初制覇を狙う。
過去27回のNHKマイルCで前走ニュージーランドT組は9勝を挙げている。ただ、最近はステップレースが分散する傾向にあり、近10年でニュージーランドT組の勝ち馬は13年マイネルホウオウと18年ケイアイノーテックの2頭のみ。ニュージーランドTの勝ち馬に限れば、12年にカレンブラックヒルが制したのを最後に、13年のエーシントップから昨年のジャングロまで10連敗を喫している。中山芝1600mと東京芝1600mは距離が同じというだけで、全く異なるコース形態。このあたりがトライアルと本番の連勝を難しくしている要因だろう。
エエヤンは昨秋の東京でデビュー。新馬が3着、未勝利が5着と結果を残せなかったが、中山に転じて未勝利、1勝クラス、ニュージーランドTと3連勝。それだけに東京へのコース替わりがプラスとは考えづらいが、昨秋とは見違えるように馬が良くなっているのも事実。ここが真価を問われる一戦だ。負の流れを止めて“エエヤン”となるのか、それとも“アカンヤン”となってしまうのか、その走りから目が離せない。
【13年以降のニュージーランドT覇者のNHKマイルC成績】
13年7着エーシントップ(1人気)
14年6着ショウナンアチーヴ(3人気)
15年13着ヤマカツエース(7人気)
16年4着ダンツプリウス(7人気)
17年12着ジョーストリクトリ(9人気)
18年8着カツジ(8人気)
19年9着ワイドファラオ(9人気)
20年5着ルフトシュトローム(4人気)
21年競走中止バスラットレオン(3人気)
22年7着ジャングロ(6人気)