16日、阪神競馬場で行われた野路菊S(2歳OP、芝1800m)は、中団を追走した和田竜二騎手騎乗の5番人気オースミマーシャル(牡2、栗東・中尾正厩舎)が、3角あたりから徐々に進出して直線に向くと、最後方から馬群の間を突いて伸びた2番人気ベンチャーナインに1/2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分47秒6(良)の2歳コースレコード。1番人気のキャプテントゥーレは後方2番手から直線で大外を追い込むも3着に敗れた。
勝ったオースミマーシャルは、父ダンスインザダーク、母が99年小倉3歳S(GIII)の勝ち馬アルーリングアクト(その父エンドスウィープ)。半姉に05年小倉2歳S(GIII)、05年ファンタジーS(GIII)を勝ったアルーリングボイス(牝4、栗東・野村彰彦厩舎、父フレンチデピュティ)がいる血統。
7月7日のデビューから2戦目(小倉・芝1200m)で初勝利を挙げ、前走は新潟2歳S(GIII)に出走して10着だった。通算成績4戦2勝。
なお、従来の2歳コースレコード(基準タイム)は昨年12月3日にキンショージェットが記録した1分47秒8(良)。