一昨年の魚沼Sなど新潟で4勝を挙げるアイコンテーラー(ユーザー提供:もふさん)
アイコンテーラー(牝5、栗東・河内洋厩舎)が新潟大賞典(4歳上・GIII・芝2000m)で28年ぶり5頭目の牝馬Vを狙う。
牝馬の苦戦が続く。これまでに81年ジュウジアロー、82年ハセシノブ、87年セッテジュノー、95年アイリッシュダンスと4勝を挙げているものの、新装新潟での施行となった02年以降はサッパリ。18頭が挑み、馬券圏内は03年2着タフネススターの1頭のみ。それ以外の17頭は4着以下に沈んでいる。昨年はアイコンテーラーが1番人気、ステラリアが2番人気に支持されたものの、それぞれ9着、5着に敗退。やはり牡馬の厚い壁に跳ね返されてしまった。
昨年のリベンジを果たすべく、今年もアイコンテーラーが参戦する。当時はオープン、リステッドと2走連続3着からの臨戦で9着。その点、今年は目下2戦連続で重賞を使われて3着、2着だから、勢いを感じさせる。オープンの2戦で結果が出ていないとはいえ、全4勝を挙げる新潟は間違いなく得意舞台。休み明けとなるが、1週前のCWコースで6F79秒3、1F11秒3の好時計をマークしているので、体調も良さそう。今年こそは牡馬撃破のシーンを期待したい。