現地時間16日、仏・ロンシャン競馬場で凱旋門賞の前哨戦となるニエル賞(3歳牡牝、仏G2・芝2400m)が行われ、J.ムルタ騎手騎乗の2番人気ソルジャーオブフォーチュン Soldier of Fortune(牡3、愛・A.オブライエン厩舎)が、直線半ばで抜け出し、サガラ Sagaraに1.1/2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは2分25秒60(良)。パリ大賞典(仏G1)の勝ち馬で1番人気に推されたザンベジサン Zambezi Sunはさらに3/4馬身差の3着に敗れた。
勝ったソルジャーオブフォーチュンは、父Galileo、母Affianced(その父Erins Isle)という血統の愛国産馬。全兄に昨年のメルドS(愛G3)を勝ったHeliostatic、叔父にSholokhov(伊グランクリテリウム-伊G1)がいる。
昨年10月のデビューから2戦目で初勝利。今年はノアイユ賞(仏G2)、チェスターヴァーズ(英G3)を連勝し、英ダービー(英G1)5着から臨んだ前走の愛ダービー(愛G1)を9馬身差で圧勝していた。通算成績8戦5勝(重賞4勝)。
なお、昨年のこのレースを勝ったレイルリンク Rail Linkは、続く凱旋門賞も制している。