前走のジュニアCを楽々と逃げ切ったクルゼイロドスル(ユーザー提供:totthiさん)
雨が降れば陽気なイ
タリア人に要注意! 過去27回のうち、良が24回、稍重が3回と天候に恵まれてきたNHKマイルカップ(3歳牡牝・GI・芝1600m)だが、今週末の東京は雨予報。雨量次第ではレース史上初となる重or不良での決戦となるかもしれない。
そこで注目したいのがM.デムーロ騎手だ。これまで芝のGIには207回騎乗して、[30-14-20-143]の勝率15%、複勝率31%。さすがはトップジョッキーといえる数字を残しているが、重&不良に限ると[3-2-2-7]の勝率21%、複勝率50%と好走確率がアップするのだ。とりわけ不良では3戦して14年高松宮記念が
コパノリチャードで1着、17年菊花賞が
キセキで1着、17年天皇賞(秋)が
サトノクラウンで2着だから、ほぼ完ぺきといえる。
NHKマイルCのパートナーは
クルゼイロドスル(牡3、栗東・高橋義忠厩舎)だ。1月のジュニアCを制して以来の実戦となるが、早くからここ目標に調整されているので、仕上がりに不足なし。この馬自身、道悪で走った経験はないが、
ファインニードル産駒は芝の重&不良で[1-2-2-6]の好成績だから頼もしい。鞍上も父も道悪は◎。雨が降れば降るほど怖い存在となることは間違いない。