重だった前走のファルコンSが僅差2着だったカルロヴェローチェ(ユーザー提供:ワラビさん)
NHKマイルカップ(3歳牡牝・GI・芝1600m)には実に6頭もディープインパクト系種牡馬の産駒がエントリーしてきた。とりわけ牡馬4頭は実力派揃い。ニュージーランドTを制した
エエヤン(牡3、美浦・伊藤大士厩舎)、ファルコンSで僅差2着の
カルロヴェローチェ(牡3、栗東・須貝尚介厩舎)など、上位独占までありそうな豪華布陣となっている。
しかしながら、この4頭にとっては日曜の雨予報が大きな足かせとなるかもしれない。というのも、ディープインパクト系の牡馬&セン馬は、これまでの芝GIでの38勝が全て良or稍重。重&不良では[0-2-3-38]で、13年菊花賞
サトノノブレスなどの2着が最高着順なのだ。1〜3番人気に限れば[0-0-2-5]だから、かなりの苦戦を強いられている。
今年の4頭の中では、
カルロヴェローチェに重のファルコンSで2着、
セッション(牡3、栗東・斉藤崇史厩舎)に重のアーリントンCで2着の実績があるが、果たしてGIでも道悪克服となるか。馬券を買う上でも、ディープ系牡駒4頭の取捨が大きなポイントとなりそうだ。