鮮やかにG1・2勝目を挙げたメイショウハリオ(手前、カメラ・安藤 篤志)
◆第35回かしわ記念・交流G1(船橋競馬場・ダート1600メートル、良)
JRAから6頭、地方から7頭の計13頭(
スマイルウィが競走除外)によって争われた交流重賞のマイル頂上決戦は浜中俊騎手騎乗で単勝2番人気の
メイショウハリオ(牡6歳、栗東・岡田稲男厩舎、父パイロ)が昨年の帝王賞に続くG1・2勝目を挙げた。同馬は前走のフェブラリーSがオープン入り後、初のマイル戦だったが、大きな出遅れがありがらも3着まで追い込み、同距離の今回はしっかりと復活の勝利を挙げた。
勝ち時計は1分39秒3。
2着には
タガノビューティー(石橋脩騎手)、3着には
ハヤブサナンデクン(津村明秀騎手)が入った。単勝1番人気の
シャマル(川田将雅騎手)は4着だった。
浜中俊騎手(
メイショウハリオ=1着)「また、大きなレースを一緒に勝ててうれしいです。この持ち味を一番発揮できる形を考えていました。今日のメンバーの中では、この馬が一番強いと思っていたので自信を持って乗りました。前走のフェブラリーSは大きく出遅れた、もったいない競馬。また、中央でも大きなレースに
トライして、ハリオと一緒に勝てればいいなと思うし、頑張りたいと思います」
岡田稲男調教師「直線が短いので、早めに動く競馬。改めて、この馬の底力を感じた。(松本好雄)オーナーが船橋競馬場にくるのは、65年ぶりと聞いている。馬の状態次第だが、次走は帝王賞あたりでしょうか」