【京都新聞杯予想】皐月賞に次ぐ頭数のダービー馬を世に送る前哨戦

2023年05月06日 06:35

京都新聞杯に出走予定のドットクルー(c)netkeiba.com

 ダービーへの優先出走権こそ与えられていないが、過去10年間でいえば皐月賞に次いでダービー優勝馬を送り出している重要なステップレース。キズナとロジャーバローズがここをステップに本番を制し、サトノラーゼンが2着。

 昨年、一昨年は京都競馬場改修工事だったため、3年ぶりに京都競馬場の2200mで行われる。新京都競馬場の2200mコースはこれまで3レースが行われており、最後3ハロンの最速馬は【1-1-1-0】。スタートから1角までの距離も長いためそれほどペースは上がらず。3角の坂を下りてからの瞬発力勝負になる傾向が強いようだ。

 ◎ドットクルーはアルメリア賞優勝馬で、毎日杯3着。少頭数だったとはいえ大外から直線一気を決めたアルメリア賞も見事だったが、中団キープから激しい追い比べで1度は先頭に立とうかというシーンがあった毎日杯も見どころがあった。最後はノッキングポイントの決め手に屈したが、シーズンリッチに迫る内容は評価したい。距離はぎりぎりかもしれないが、スローペースからの瞬発力勝負になれば豊富なキャリアも武器になりそうだ。

 〇ダノントルネードの前走は、直後にきさらぎ賞に勝つフリームファクシに0.2秒差及ばず2着。ゲートでバタついて、勝った新馬戦、2着だった紫菊賞のように先行できなかったのが最後まで響いた雰囲気だったが、それでも最後の3ハロンは勝ち馬を上回るもの。ハーツクライ産駒の大型馬で、母シーウィルレインは豪州2歳牝馬チャンピオンで、豪G1・2勝馬。スケールの大きな血統だ。前走からひと息入れて、立て直されたなら怖い1頭だ。

 ▲マキシはフリージア賞3着。昨年12月のデビュー戦は出遅れて2番人気を裏切ってしまったが、2戦目にしっかりと勝ち上がった。期待された前走はゲートで暴れて出遅れ。スローペースを見越して3角手前からスパートして2番手に上がるも、最後は力尽きた。勝ったのが、直後のスプリングS2着ホウオウビスケッツなら悲観することもなさそうだ。まだ子供っぽさを残す馬だが、素質は高そうだ。

 △サトノグランツはゆきやなぎ賞優勝馬。デビュー3戦目に阪神競馬場芝1800mの未勝利戦を勝ち上がり、格上げ初戦、そしていきなりの距離延長にもしっかりと対応した。ワーケアの半弟となるサトノダイヤモンド産駒で、母チェリーコレクトはイタリアの2冠牝馬と、こちらもスケール感では負けていない。どちらかといえば瞬発力タイプというよりも持久力タイプのようにも見えるが注目の1頭だ。

 レース内容に新境地を見せた△リビアングラスも注目の一頭で、時計がかかるような馬場状態になれば若駒S優勝△マイネルラウレアは侮れない。

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