ヴィクトリアマイル出走予定のメイケイエール(撮影:下野雄規)
ウオッカ、
ブエナビスタ、
アーモンドアイ、
グランアレグリアなど、数々の名牝が優勝馬に名を連ねる春の最強牝馬決定戦。ス
プリンターから中距離馬まで様々な路線からメンバーが集まるため、思わぬ波乱が起きることも珍しくない。
1.前走負けた馬が巻き返す
過去10回で、前走を勝っていた馬は[0-3-0-38]で複勝率7.3%しかない。対して、前走2〜5着だった馬は[4-5-8-41]で複勝率29.3%、6着以下だった馬は[6-2-2-68]でも複勝率12.8%。
2.穴は逃げ先行馬
15年は大逃げを打った18番人気の
ミナレットが3着、2番手を追走した12番人気の
ケイアイエレガントが2着に入って3連単2千万円を超える大波乱となった。また、20年は12番人気の
トロワゼトワルが逃げて4着、昨年も逃げた18番人気の
ローザノワールが僅差の4着と、前に行った伏兵があわやの走りをしている。直線の長い東京なだけあって、差し脚のある実力馬が台頭するケースも当然あるが、馬券で夢を見るなら逃げ先行の伏兵だ。
3.コース実績はあるか
過去10回の連対馬延べ20頭中、15頭にはそれ以前に東京コースの重賞で3着以内に入った実績があった。リピーターが多いレースであり、それ以前の東京成績に注目したい。
ここは
メイケイエールに期待したい。昨年の京王杯ス
プリングCで強い勝ち方をしているように東京は問題ない。基本的に人気先行の馬だが、近走の不振や久々のマイルという点で一気に人気を落としそうな今回は狙い目と見る。