「オークス・G1」(21日、東京)
ネチっこい性格ではないのだが、08年はほれ込んでいた
リトルアマポーラと心中した。ガツンと勝負した牝馬3冠は、まさかの5、7、6着…。心も財布も疲弊したが、ラストのエリザベス女王杯で一矢報いて、ようやく留飲を下げた(
ポルトフィーノが来たらトリガミでした)。
それゆえ、同世代で走っていた
ソーダズリングの母ソーマジックのことはよく覚えている。牝馬3冠は3、8、7着。牝馬の割には馬格がある上、シンボリクリスエス産駒で距離の融通は利きそうだったが、秋華賞以降に走ったのは全てマイル以下。引退前の4戦でブリンカーを装着していたあたり、気性面がネックになっていたのかもしれない。
母としては優秀で、2番子の
ソーグリッタリング(父ステイゴールド)がリステッド2勝の活躍を見せると、5番子
マジックキャッスル(父ディープインパクト)は21年愛知杯を制覇。2歳上の兄
ソーヴァリアント(父
オルフェーヴル)は21&22年チャレンジCを連覇と、堅実かつ一歩ずつ
ビッグタイトルに近づいている。中長距離型ハーツクライを父に持つ同馬は、フ
ローラS2着の走りからもスタミナ豊富。
リバティアイランドとの初対戦が楽しみだ。(デイリースポーツ・松浦孝司)