青葉賞2着で日本ダービーの優先出走権を獲得したハーツコンチェルト(ユーザー提供:モエロウエクラさん)
青葉賞2着で優先出走権を獲得したハーツコンチェルト(牡3、美浦・武井亮厩舎)が、83年ぶりとなる1勝馬の日本ダービー(3歳牡牝・GI・芝2400m)制覇を目指す
これまで1勝馬による日本ダービー制覇は5回。古い方から32年ワカタカ、33年カブトヤマ、36年トクマサ、39年クモハタ、40年イエリユウで、全て戦前だ。2歳戦が始まった46年以降は1頭の勝ち馬も出ておらず、平成以降では90年ホワイトストーンと05年シックスセンスの3着が最高着順となっている。
ハーツコンチェルトはここまで5戦1勝。新馬戦を圧勝した後、重賞やオープンでは勝利に手が届いていない。ただ、東京は相性が良く、東京スポーツ杯2歳Sが0秒2差の3着。前走の青葉賞も今回人気のスキルヴィングから僅かに0秒1差の2着だから、人気ほどの力差はないだろう。70年近くもテン乗りでの勝利がないように、日本ダービーは人馬の絆が求められるレース。それだけにデビューから6戦連続のタッグとなる松山弘平騎手も頼もしい。レース史に残る大番狂わせを期待しよう。