競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。
現3歳世代では
オメガリッチマン、
ロードフォンスと2頭のオープン馬を輩出。
イングランドアイズは1勝馬ながらもデイリー杯クイーンC、フ
ローラSでともに4着と好走し、オークスにも出走。芝、ダートを問わず、いろいろな舞台で活躍馬を出している。2歳馬の入厩も徐々に増えてきたところで、いろいろと話をうかがいました。
アンジュグルーヴ(牝、父
ニューイヤーズデイ、母スプレンダークラン)は、2歳新馬戦の1週目からスタンバイ。6月4日の東京芝1600m(牝馬限定)を横山和Jで予定している。師は「ゲート試験合格後は在厩で調整。行儀が悪いところがありましたので、その点を考慮して、いろいろと教えながら進めてきました。血統的にはダート向きの印象ですが、まずはワンターンの芝1600mでどんな走りができるかを見てみたいです」と話してくれました。
グルマンディーズ(牝、父
リオンディーズ、母プレシャスライフ)は
ヴェローチェオロの半妹。「ゲート試験はすでに合格。いい
スピードがありそうですし、これからどんどん良くなってきそうです」と師。まだ決定ではないが、6月10日の阪神芝1600mを目標に調整が進められている。
ミッキーアイル産駒の
タイセイレスポンス(牡、母チャイマックス)については「ゲート試験合格後は放牧に出しました。もう少し体力をつけつつ、成長をしてくればと思います。現時点では夏の新潟開催あたりを目標に考えています」。
カエルム(牡、父ブラックタイド、母ハウオリ)については「ゲート試験合格は放牧に出しました。背中がとてもいい馬ですね。もう少し体力をつけながらの感じで、デビューは秋ごろになりそうです」。
イギリス産馬の
パッシングシャワー(牡、父
Iffraaj、母Rainswept)は母父に
フランケルがいる血統。師は「気性は素直ですね。もう少し筋肉がついてくれば、楽しみです。今は放牧に出して、成長を促しています」と話してくれました。(馬サブロー栗東支局・塩手)