「安田記念・G1」(4日、東京)
ヴィクトリアMに続くG1連勝を狙う
ソングラインが5月31日、前走以上の好気配を伝えた。最終追い切りは美浦Wで3頭併せ。シャープな伸びで最先着を決めるなど、目下絶好調だ。舞台は6戦4勝、2着1回と得意の東京マイル戦。牡馬相手に連覇を果たし、現役最強マイラーの称号をつかみ取る。
G1連勝を狙う
ソングラインの最終追いは、1週前と同様に戸崎圭が騎乗して美浦Wで3頭併せ。先行する外の
ヴァンナチュール(3歳未勝利)を2馬身追走し、4角で追い上げてきた内の
パライバトルマリン(3歳2勝クラス)との間で直線は挟まれる形に。残り1F手前で機敏な反応を見せ、6F84秒7-37秒3-11秒3と鋭く伸びて最先着した。以下、戸崎圭太騎手と林徹調教師への一問一答。
◇ ◇
◆戸崎圭太騎手
-追い切りの感触は。
「いい感じで来ています。先週もしっかりやれているんですけど、今週も馬が元気だし、カイバも食べているということである程度やる指示でした。“前走より良くなっている”と伝えました」
-牝馬の中2週。
「牝馬ですが、元気いっぱい。タフさや強さを感じています」
-メンバーがそろった。
「牡馬もいて相手は強くなりますが、この馬にはベストな条件。しっかりパフォーマンスを出し切れば。昨年も勝っていますし、そこは強みだと思います」
-連覇が懸かる。
「意識しないと言うとうそになるが、変わらずこの馬といいパフォーマンスを繰り広げられるレースをして。おのずと結果はついてくると思います」
◆林徹調教師
-追い切りの感触は
「大変いい動きだったと思います」
-前走からハードな調教を課している。
「昨年も維持ではなくさらに状態を上げることをテーマにしていたが、今年も前走からさらに上げることにチャレンジしています」
-G1連勝に向け。
「すごいメンバーで、挑戦者の気持ちで挑みたいです。
ソングラインも強い馬なので何とかもう一つタイトルを、と思っています」
◆調教診断 いい意味で変わらない。この言葉がピッタリ合うような追い切りだった。ヴィクトリアMの1週前からパターンは同じ。パートナーの戸崎圭が騎乗して3頭併せの真ん中で楽に抜け出した。動きも前走時と同様に抜群だ。道中は終始
リラックスして折り合い、楽な手応えで前の馬に並び掛けると、最後は軽く仕掛けて鋭く伸びた。状態に関しては何も言うことはなく、文句なしだ。