30日、阪神競馬場で行われた5R・2歳新馬(牝、芝1200m)は、藤岡康太騎手騎乗の2番人気アイリッシュカフェ(牝2、栗東・梅田智之厩舎)が、道中は好位の後ろからレースを進め、直線で外に持ち出すと鋭く伸び、逃げ粘る1番人気グロリーウェイをクビ差捕らえて優勝。この勝利が新種牡馬グランデラの中央・地方を通じた産駒初勝利となった。勝ちタイムは1分11秒4(稍重)。さらに1.3/4馬身差の3着には3番人気ミキノセレナーデが入った。
勝ったアイリッシュカフェは、父グランデラ、母メアリーポート(その父Mark of Esteem)という血統。昨年の千葉サラブレッドセールにて710万円で落札されている。
グランデラは、父Grand Lodge、母Bordighera(その父Alysheba)という血統の愛国産馬。半弟に英2000ギニー(英G1)などG1・4勝のジョージワシントン George Washington(牡4、愛・A.オブライエン厩舎、父デインヒル)がいる。
現役時代は02年シンガポール航空国際C(星G1)、02年プリンスオブウェールズS(英G1)、02年愛チャンピオンS(愛G1)などを制し、02年の欧州古馬チャンピオンに輝いた。通算成績22戦6勝(重賞4勝)。
引退後は北海道新冠町の優駿スタリオンステーションにて種牡馬入りし、初年度産駒は52頭が血統登録されている。