メイショウオーロラの初重賞制覇なるか(c)netkeiba.com
第59回関東オークス・JpnIIが6月14日、川崎競馬場の2100mで3歳牝馬13頭(JRA4、南関東8、他地区1)が争う。グランダムジャパン、3歳シリーズの最終戦とあって、3歳砂の女王を狙う好メンバーがそろっている。なお、このレースで1着になった地方所属馬には、ジャパンダートダービー・JpnI(7月12日、大井)への、1、2着の地方所属馬には、スパーキングレディC・JpnIII(7月5日、川崎)への優先出走権が与えられる。
JRAから参戦するメイショウオーロラはデビューこそ遅れたが、経験馬を相手に4馬身差で逃げ切り勝ち。2連勝で臨んだ兵庫チャンピオンシップでは初重賞参戦で、牡馬を相手に3着に踏ん張り、能力の高さを証明した。先団で自在に立ち回り、しまいもしっかりと、言うことなしのセンスの持ち主。牝馬同士の一戦で、初重賞制覇を狙う。
同じくJRA馬のフェブランシェは芝のデビュー戦こそ5着と振るわなかったが、休み明けからダートに舞台を移して2戦2勝。前走は初の牡馬相手だったが、直線での大接戦の末に、相手を競り落とす勝負根性を見せた。3か月ぶりの実戦も、鉄砲駆けするタイプで不安はない。あとは、小回りの川崎をこなせるかがカギとなりそうだ。
桜花賞馬のメイドイットマム(船橋)は、前走の東京プリンセス賞こそ3着だったが、直線でたびたび前が詰まるなどアクシデントが続きながらも0秒4差の3着と桜の女王の意地を見せた。距離は延びていいタイプで、中央馬が相手でもスピードで引けはとらない。
その東京プリンセス賞を制した、同じ船橋所属のサーフズアップ。デビューから【3410】で重賞2勝の実力馬だ。前走V後、ここを目標に調整されてきた。山下貴調教師は「前走はうまくジョッキーが砂を被せながら運んでくれた。調子は悪くないし、同じようなレースができれば」と期待している。
また、地元・川崎からはスギノプリンセス、マインドユアミモザが参戦。地の利を生かし、どんな競馬をするか注目だ。
(文:スポーツ報知記者・志賀浩子)
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