8日、盛岡競馬場で行われた南部杯(3歳上、交流GI・ダート1600m、1着賞金6000万円)は、好位を追走した幸英明騎手騎乗の2番人気{horse=2000107570:ブルーコンコルド}(牡7、栗東・服部利之厩舎)が、直線に向いて内から抜け出すと、猛然と差を詰めた1番人気ワイルドワンダーを1/2馬身差抑えて優勝。同レース連覇を達成した。勝ちタイムは1分36秒8(重)。さらに4馬身差の3着には5番人気カフェオリンポスが入り、3番人気のサンライズバッカスは5着に敗れた。
勝ったブルーコンコルドは、父フサイチコンコルド、母エビスファミリー(その父ブライアンズタイム)という血統。これまでに05年JBCスプリント(名古屋・ダート1400m)、06年南部杯(盛岡・ダート1600m)、06年JBCマイル(川崎・ダート1600m)、06年東京大賞典(大井・ダート2000m)、07年かしわ記念(船橋・ダート1600m)などを制しており、交流GIはこれで歴代最多となる6勝目となった。通算成績38戦14勝(うち地方10戦7勝、重賞10勝)。
鞍上の幸英明騎手、管理する服部利之調教師はブルーコンコルドとともに同レース2年連続の2勝目。交流GIとなった97年以降、JRA所属馬は9勝目(岩手2勝)。連覇は04年、05年のユートピアに続く2頭目となった。なお、ブルーコンコルドには、31日に大井競馬場で行われるJBCスプリント(交流GI・ダート1200m)、およびJBCクラシック(交流GI・ダート2000m)の優先出走権が与えられる。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。