圧巻のデビュー戦勝利を飾ったラムジェット(右は北村宏司騎手、カメラ・戸田 和彦)
7月1日の中京6R・2歳新馬(ダート1400メートル=10頭立て)は、
ラムジェット(牡、栗東・佐々木晶三厩舎、父マジェスティックウォリアー)が豪快な直線一気を決めデビュー勝ち。祖母に地方重賞7勝をマークした
ラヴェリータを持ち、今後の活躍に期待が集まる。勝ち時計は1分25秒4(不良)。
スタートでやや後手を引き、行き脚も付かずに道中は“ポツン最後方”から。3コーナーで1頭交わしたが、前を行く馬群からは大きく離れた後方2番手で迎えた最後の直線。残り200メートル付近でエンジンに火が着くと、他馬が止まって見えるほどの末脚で一気に抜き去った。ラスト3ハロン35秒8は、次位に1秒8差をつける断然トップ。「ダートで久しぶりにすごいレースを見た。衝撃を受けた」と興奮気味に振り返った佐々木調教師。騎乗した北村宏司騎手は「気を使って、アンテナを張って走っている。色んなことに慣れて、覚えていきながらでしょうね」と今後の伸びしろに期待を込めた。