今週から開幕した福島競馬。開幕週の芝コースはやはり先行勢が優勢となっている。2日は7Rまでに芝で6個レースが行われたが、そのうち5つは4角4番手以内の馬が勝利。唯一差しが決まった3Rも、道中で出入りのある前に厳しい展開だった。ならば、メイン・11RのラジオNIKKEI賞も先行する馬を狙いたい。
逃げ宣言の
グラニット(牝3歳、美浦・大和田成厩舎、父
ダノンバラード)に続くのは、
シルトホルン(牡3歳、美浦・新開幸一厩舎、父スクリーンヒーロー)、セオ(牡3歳、栗東・上村洋行厩舎、父
スピルバーグ)、
レーベンスティール(牡3歳、美浦・田中博康厩舎、父
リアルスティール)。勝ち馬はこの4頭のどれかとみる。
そのなかでも、ハンデが54キロと1番軽い
シルトホルンが面白い。勝ち鞍は東京のみだが、本質的に脚質は小回り向き。28日の追い切りでは馬なりでラスト1ハロン11秒3と好タイムを記録しており、状態はますます上がっている。直線入り口辺りで先頭に立ち、そのまま押し切ってもらおう。人気を集める
レーベンスティールは確かに強いが、走りを見ていると大箱向きの印象がぬぐえない。ここは
シルトホルンの重賞初制覇に期待する。