ジャパンC2025に出走予定のマスカレードボール(今年11月撮影、ユーザー提供:旅っ程さん)
「GI請負人」のC.ルメール騎手が、
マスカレードボール(牡3、美浦・手塚貴久厩舎)でジャパンカップ(3歳上・GI・芝2400m)の歴代最多タイとなる5勝目を狙う。
これまでルメール騎手は
ジャパンCに20回騎乗。7回目の参戦となった09年に、テン乗りの
ウオッカで初制覇を果たした。そして18年と20年には
アーモンドアイで隔年制覇。さらに23年に
イクイノックスで勝ち、武豊騎手の5勝に次いで歴代2位となる4勝を挙げている。
今年のパートナーは
マスカレードボールだ。春のクラシックは皐月賞が3着、日本ダービーが2着と惜敗。しかし、ルメール騎手との初コンビとなった前走の天皇賞(秋)で待望のGI初制覇を果たした。今回は更なる強敵相手となるものの、2400mへの距離延長は全く問題なし。調整も順調とあって、堂々と主役を務められる存在だ。
ルメール騎手は心強いパートナーを得て、レジェンドに肩を並べる5勝目となるか。秋のGIで早くも3勝を挙げる名手の手綱捌きに要注目となる。