日本最大の競走馬セリ「セレクトセール2023」2日目は11日、北海道苫小牧市のノーザンホースパークで当歳部門が実施された。

　前日(10日)の1歳部門で10億4900万円を投じた、競馬ゲーム「ウマ娘」などで知られるサイバーエージェントの藤田晋社長はこの日、G1勝ちのピクシーナイトの弟となる上場番号332番「ピクシーホロウの2023」(父エピファネイア)をまず3億3000万円で落札した。

　その後、キタサンブラック産駒の上場番号351番「ダンダラの2023」(牝)を1億1000万円、上場番号352番「フォーエバーモアの2023」(牡、父サートゥルナーリア)を9000万円で立て続けに落札した。

　コントレイル産駒の上場番号387番「シーズアタイガーの2023」(牝)を2億8000万円で落札。ここまで今年は1歳、当歳ともにジェンティルドンナの妹の2億1000万円が牝馬では最高だった。

　そして、上場番号397番「サロニカの2023」(牝、父エピファネイア)を2億6000万円で落札した時点で初日と合わせた合計額が21億8900万円に達し、20億円を突破した。

　上場番号450番「ゴーマギーゴーの2023」(牝、父エピファネイア)を1億3000万円、上場番号451番「スルターナの2023」(牡、父コントレイル)を5000万円で落札し、合計23億6900万円。21年の18頭で合計23億6700万円、22年の18頭で合計22億2600万円を上回り、自己最高金額を投じることとなった。(金額は税抜き)