種牡馬を引退するナカヤマフェスタ(09年、撮影:下野雄規)
2010年の宝塚記念覇者で同年の凱旋門賞2着のナカヤマフェスタ(牡17)が13日、種牡馬を引退することが分かった。株式会社ジェイエス&アロースタッドのTwitterにて発表。今後は功労馬としてうらかわ優駿ビレッジAERUに受け入れられる。
ナカヤマフェスタは父ステイゴールド、母ディアウィンク、母の父タイトスポットという血統。08年11月にデビュー勝ちし、続く東スポ杯2歳Sを制しデビュー2連勝で重賞初制覇した。3歳時にはセントライト記念を制すなどクラシック路線で活躍。
古馬入り後は宝塚記念で、同世代の二冠牝馬ブエナビスタを下してGI馬の仲間入りした。同年の凱旋門賞では、英ダービー馬であるワークフォースとの叩き合いを演じ、アタマ差2着の惜敗。翌5歳のシーズンは9月のフォワ賞(仏G2)から始動し、2年連続で凱旋門賞に挑戦した後、競走馬登録を抹消した。通算成績は15戦5勝。
12年からブリーダーズ・スタリオン・ステーションにて種牡馬生活を開始。18年より現在のアロースタッドに移籍した。これまでに18年の日経賞を制したガンコ、20年のセントライト記念など重賞2勝のバビットなどを輩出した。