レパードSに出走を予定しているボールドゾーン(撮影:下野雄規)
8月6日(日)に新潟競馬場で行われるレパードS(3歳・GIII・ダ1800m)で、米国産馬ボールドゾーン(牡3、美浦・木村哲也厩舎)が重賞初挑戦を迎える。
ボールドゾーンは父Mendelssohn、母Halo Dolly、母の父Popularという血統。半兄に米G3サンシメオンSを勝利したBarrazaがおり、一族には02年のエクリプスSを制したHawk Wingがいる。
Mendelssohnの産駒はJRAで走った4頭中3頭が勝ち上がっており、今回がJRA重賞初出走。日本では馴染みない種牡馬だが、現役時代は17年の米G1・BCジュベナイルターフを制し、18年のUAEダービーを18馬身半差で勝利した。競走成績も一流だが、血統背景は超一流。半姉BeholderはG1・11勝を挙げ、半兄Into Mischiefは北米のリーディングサイアーを獲得している。
本馬は今年1月に行われた新馬戦をスタートでアオリながら3馬身半差で快勝。続く3月の条件戦こそ3着に敗れたが、5月の条件戦で直ぐに巻き返して2勝目を挙げており、まだまだ底を見せていない。出走にはまず抽選突破が不可欠だが、父に日本での初タイトルを届けることは出来るか見ものである。