併せ馬で気合いを入れられるセキフウ(左)右はランフリーバンクス(カメラ・高橋 由二)
◆第28回エルムS・G3(8月6日、札幌競馬場・ダート1700メートル)追い切り=8月2日、札幌競馬場
前走のマリーンSで3着だった
セキフウ(牡4歳、栗東・武幸四郎厩舎、父ヘニーヒューズ)が、巻き返しに向けて状態を上げてきた。ダートコースで内
ランフリーバンクス(3歳1勝クラス)と併せ馬で追い切り、直線では脚いろ優勢で余裕たっぷりに馬なりのままフィニッシュした。
自ら手綱を執った武幸調教師は「いい動きでしたよ。いい感じでこられた。硬さが残らないように、(レース当日の)日曜日に向けて余裕があるように。こちらに来てからの状態は、むしろ函館の時よりいい。(今夏の北海道で)3戦目というのは気にしなくていいのかな」と、納得の表情だった。21年の兵庫ジュニアグランプリ以来、2年ぶりの重賞制覇へ期待がかかる。