JRAは9日、2023
ワールドオールスタージョッキーズ(=WASJ、8月26、27日・札幌競馬場)に出場する外国人騎手6人を発表した。
今回の招待競走で日本初騎乗となる
オーストラリアの
レイチェル・キング騎手(33)は、現地でも最も競争の激しいニューサウスウェールズ州で活躍している女性騎手の一人。2022/23年シーズンは、23年3月のタンクレッドS・豪G1(芝2400メートル)を
アラパホで制し、2シーズン連続のG1勝利を挙げるなど、
メトロポリタン(シドニー)地区で413戦31勝 のリーディング12位につけている。
キング騎手は英国・
オックスフォード近郊の
ウォーターペリー出身。英国のア
マチュア騎手としてキャリアを開始し、5年間で27勝(障害含む)を挙げた。2014年には騎乗機会を求めてシドニーに拠点を移し、ゲイ・
ウォーターハウス厩舎で見習騎手となった。2016/17年シーズンにシドニーの見習リーディングに輝くと、
2018年10月にはス
プリングチャンピオンS(芝2000メートル=メイドオブヘヴン)でG1初勝利を果たした。
また、2019/20年シーズンは、前シーズンを大幅に上回る
メトロポリタン(シドニー)地区44勝、2020/21年シーズンはキャリアハイとなる同地区64勝の活躍を見せた。さらに2021/21年シーズンは、4月のシドニーカップ・豪G1(芝3200メートル)を
ナイツオーダーで制し、自身3シーズンぶりのG1制覇を成し遂げた。
レイチェル・キング騎手「
ワールドオールスタージョッキーズは、どの騎手も参戦したい招待競走で、そこに参加できるのは、名誉なことだと思っています。この素晴らしいイ
ベントで騎乗することはもちろん、日本の競馬で初めて騎乗できることにとてもわくわくし、本当に楽しみにしています」