「札幌記念・G2」(20日、札幌)
函館芝で追われたダービー馬
シャフリヤールが16日、さすがの動きを披露した。先週に続いて新コンビの横山武を背に、
トウカイカグラ(3歳未勝利)と併せ馬。6馬身追走する形から、残り1F手前でもまだ差はあったが、そこから一気に加速すると最後は1馬身半突き抜けた。
タイムは5F65秒9-37秒1-11秒8。鞍上は「先週は追った反応がもうひとつでしたし、抜けると遊ぶしぐさがありました。きょうは早めに抜け出し過ぎないように。それから、尻ムチへの反応も確かめたかった。4角では離れていたけど、反応も鋭かったですし、ちょうどいい抜け方でした」と、かなり手の内に入れた様子だ。
「まだギアを隠し持っている」-。盟友
エフフォーリアとの夢を打ち砕いたラ
イバルの“さらに上”を感じ取った1週前。「背中が柔らかく、乗り味はすごくいいです。競馬に行ったらもっと違うかもしれない。もっとはじけるはず」。隠れたギアを引き出し、21年ダービー馬を復活Vへと導く。