今回の短期免許で初勝利を飾ったモレイラ騎手(カメラ・高橋 由二)
世界的名手でJRAの短期免許では18年秋以来、5年ぶりの来日となった
ジョアン・モレイラ騎手(39)=ブラジル=が、8月19日の札幌6R・3歳未勝利戦(ダート1700メートル=14頭立て)で
オリンポスカズマ(牡、栗東・平田修厩舎、父
ヴィクトワールピサ)に騎乗して1着となり、今回の短期免許期間での初白星を挙げた。日本での勝利は、外国馬
シャールズスパイトで参戦したフェブラリーSが行われた今年の2月19日の東京8R・4歳上2勝クラスを
アンセーニュで制して以来となった。
大外枠からスムーズに流れに乗って、道中は4番手をキープ。3コーナーで後方にいた
ピュアマークスが一気のまくりで先頭に躍り出ると、それを目がけてスパート。直線ではそのまま2頭の激しい叩き合いとなったが、最後は競り落として1馬身1/4差をつけた。
白星をつかんで検量室前に引き揚げてくると、ファンから温かい歓声が飛び、
サムズアップのポーズで応えた。モレイラ騎手は「ハートの強い馬で、一生懸命走ってくれた。乗りやすくないところはあったが、(直線で)2着馬といい勝負になったので、頑張ってくれて勝ててよかった」と勝利を振り返った。