函館スプリントSを制したキミワクイーン(撮影:山中博喜)
函館スプリントSを制したキミワクイーン(牝4、美浦・奥村武厩舎)が、キーンランドカップ(3歳上・GIII・芝1200m)で重賞連勝を狙う。
キミワクイーンは父ロードカナロア、母チェリーペトルズ、母の父ダイワメジャーの血統。距離の壁にも泣き、惜しくも桜花賞出走を逃したが、その後にスプリント路線に転向して素質開花。前走の函館スプリントSで重賞初制覇を果たした。今回と同じ札幌芝1200mでは、昨年9月に2勝クラスを楽勝した実績あり。過去5戦で3勝、2着2回と相性抜群の横山武史騎手とのコンビ継続も心強い。
これまで函館スプリントSの勝ち馬は同年のキーンランドCに12頭が挑み、[2-1-4-5]の勝率17%、複勝率58%。連勝は簡単ではないように思えるが、4歳牝馬に限れば10年ワンカラット、11年カレンチャンと2戦2勝となる。キミワクイーンも偉大な先輩2頭に続けるか。秋の大舞台に向けても、結果が欲しい一戦となる。