昨年の高松宮記念を制したナランフレグ(ユーザー提供:AGさん)
昨年の高松宮記念を制したナランフレグ(牡7、美浦・宗像義忠厩舎)が、キーンランドカップ(3歳上・GIII・芝1200m)で重賞2勝目を狙う。
ナランフレグは父ゴールドアリュール、母ケリーズビューティ、母の父ブライアンズタイムの血統。一昨年12月のタンザナイトSでオープン初勝利を挙げると、オーシャンSの2着を挟み、高松宮記念でGI初制覇。ゴールドアリュール産駒ではタケミカヅチ、フーラブライドに続く3頭目のJRA芝重賞ウイナー、そして初のJRA芝GIウイナーとなった。その後は勝利に手が届いていないが、昨年のスプリンターズSが3着、今年の高松宮記念が4着。7歳といっても衰えはない。GIIIなら最重量の58kgでも結果が欲しい一戦となる。
これまでGI馬は延べ11頭が参戦して、14年ローブティサージュの1勝のみ。高松宮記念の勝ち馬に限れば、延べ3頭で未勝利に終わっている。ナランフレグはGI馬の意地を見せられるか、その走りに注目したい。
【GI馬のキーンランドC成績】カッコ内は勝ったGI
・07年…12着ショウナンパントル(04年阪神JF)
・08年…16着ピンクカメオ(07年NHKマイルC)
・08年…10着ゴスホークケン(07年朝日杯FS)
・10年…8着ローレルゲレイロ(09年高松宮記念、スプリンターズS)
・11年…9着ジョーカプチーノ(09年NHKマイルC)
・14年…1着ローブティサージュ(12年阪神JF)
・15年…7着ローブティサージュ(12年阪神JF)
・16年…3着レッツゴードンキ(15年桜花賞)
・18年…5着レッツゴードンキ(15年桜花賞)
・19年…6着セイウンコウセイ(17年高松宮記念)
・21年…3着セイウンコウセイ(17年高松宮記念)