「新潟記念・G3」(3日、新潟)
新潟出身のルーキー・小林美駒騎手(18)=美浦・鈴木伸=が、夏競馬ラストウイークとなる今週も“全力プレー”を誓う。
この夏は人気薄を激走させるなど活躍が目覚ましい。特に輝いたのが8月2週目。12日の新潟12Rを7番人気
キュートヘスティアで制すと、翌13日の新潟4Rは4番人気の
ゼンリョクダンスで勝利して2日連続V。それだけでは終わらず、6Rでは最低18番人気の
サンドロップで3着に善戦。7R
エルカリエンテも9番人気で2着へと導き、地元ファンを喜ばせた。
ウイナーズ
サークルでは家族や友人が駆け付けて祝福。「すごく喜んでいました。地元で乗馬に通っている頃の友達も来て応援してくれました」。勝利時の
サイン攻めには「時間があったので一人でも多くの方に
サインできるように、自分のうれしさを分けてあげられるように、たくさんの人に
サインしました」と笑顔がはじけた。
最終週も笑顔を届けたい。日曜新潟11R新潟記念では
イーサンパンサーの騎乗オ
ファーが舞い込んだ。重賞初騎乗に「地元での最後の週に、重賞に乗れることがうれしいです。今、持っている技術を発揮できるよう自信を持って乗りたいです。切符をもらったので、全力で乗れるように頑張ります」。思い出の地で経験を積み重ね、さらなる成長を遂げる。(デイリースポーツ・松浦孝司)