競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。
先週で夏競馬が終了。3日の小倉2歳Sは
アスクワンタイム(牡、梅田)がV。後方追走から直線で大外へ持ち出すと、一気に全馬をかわし去り重賞初制覇を決めた。18年には全兄
ファンタジストが勝利。全姉
ボンボヤージは昨年の北九州記念を制しており、3きょうだいで小倉芝1200mの重賞を勝つ快挙を達成した。梅田師は「うまく流れに乗って運べた。前走から
パワーアップしていたし、小倉の重賞をいい内容で勝てて良かった。ゴール前で先頭に立った時にフワッとするところがあったし、距離は延びてもやれそう」と笑顔で話した。次走は未定。
1番人気で4着に敗れた
ビッグドリーム(牡、西園正)について西園正師は「スタートでつまずいたのが痛かった。スムーズなら3着はあったと思う。それでも4角を手応え良く回ってきた時にはいけるかなと思ったが、速い脚がないね。これも競馬」と振り返った。次走はカンナS(23日・中山、芝1200m)を予定。僚馬で6月の阪神新馬戦(ダート1200m)を勝った
サトノフェニックス(牡)は
ヤマボウシ賞(30日・阪神、ダート1400m)が目標。
注目新馬は吉田厩舎から。
ウーナグローリア(牝、父
ニシケンモノノフ、母バイカオウレン)は18日の阪神ダート1400mを藤岡康Jで予定。8月31日の栗東坂路で4F52秒5-12秒0をマーク。高島助手は「ケイコで水準以上の動きをしています。小柄(推定馬体重430キロ)で仕上がり早のタイプでもあり、初戦から走れると思います」と感触は上々だ。(馬サブロー栗東支局・塩手)