前走のラジオNIKKEI賞は負けて強しの3着だったレーベンスティール(ユーザー提供:zatsumuさん)
大器レーベンスティール(牡3、美浦・田中博康厩舎)が、セントライト記念(3歳・GII・芝2200m)で重賞初制覇を狙う。
レーベンスティールは父リアルスティール、母トウカイライフ、母の父トウカイテイオーの血統で、ここまで5戦2勝。昨年11月のデビュー戦では、後に皐月賞を制するソールオリエンスと一騎打ちに持ち込み、クビ差の2着。上がり3Fの33秒2は、逆に0秒1上回っていた。また、重賞初挑戦となった前走のラジオNIKKEI賞はエルトンバローズに半馬身+ハナ差届かずの3着だったが、馬群を捌くのに手間取ったことが敗因。賞金を加算できなかったのは誤算ながら、一番強い競馬をしたのは明らかだった。
再度の重賞チャレンジとなる今回は、モレイラ騎手との初タッグ。ソールオリエンスとは9カ月ぶり2回目の対戦となるが、進化していることを証明するには、格好の相手といえるだろう。
トウカイテイオーの血を引く馬がJRAの重賞を勝てば、19年中山大障害のシングンマイケル以来で3年9カ月ぶり、平地に限れば15年サウジアラビアRCのブレイブスマッシュ以来で7年11カ月ぶりとなる。ここで初タイトルをつかみ取り、秋の大舞台に弾みをつけたい。