逃げて2連勝中のコンクシェル(ユーザー提供:ワラビさん)
1勝クラス、2勝クラスと連勝中のコンクシェル(牝3、栗東・清水久詞厩舎)が、ローズステークス(3歳牝・GII・芝1800m)で重賞初制覇を狙う。
コンクシェルは父キズナ、母ザナ、母の父ガリレオの血統。昨夏の小倉で新馬を制した後、勝利から遠ざかっていたが、ここに来て本格化。前々走の鞍ケ池特別が逃げて5馬身差の圧勝なら、前走の不知火特別も5馬身差の逃げ切り勝ち。桜花賞以来となる重賞挑戦にこぎつけた。当時は15着に大敗しているが、夏を挟んで別馬のような充実ぶりなので、強敵相手でも侮れない存在となる。
清水久詞厩舎はこれまでにJRA重賞を23勝しているが、牝馬では14年ファンタジーSのクールホタルビの1勝のみ。3歳世代ではバレリーナが昨年の小倉2歳Sで2着、コナコーストが今年の桜花賞とチューリップ賞で2着に健闘したが、惜しくもタイトルに手が届かなかった。
ここで牝馬による9年ぶりの重賞制覇を果たし、僚馬コナコーストも出走予定の秋華賞に弾みをつけたい。