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ドイツで初勝利を挙げた小崎綾也騎手が日本との違いを解説「ムチが3回までしか使えない」

2023年09月14日 18:30

9月10日のデュッセルドルフ競馬場でドイツ初勝利を挙げた小崎綾也騎手(左から2人目、本人提供)

 7月中旬からドイツに遠征中の小崎綾也騎手=栗東・フリー=が、9月10日のデュッセルドルフ4R(芝1600メートル)をネリオン(牡3歳)で制し、ドイツ初勝利を挙げた。同馬の調教師で、今回の受け入れ先でもあるピーター・シールゲン厩舎は、11年の凱旋門賞をデインドリームで勝つなどトップステーブルとして君臨。ドイツで3年連続リーディングジョッキーに輝き、短期免許で来日していたBムルザバエフ騎手が今春まで所属していた厩舎でもある。

 ネリオンは53キロの軽ハンデだったこともあり、騎乗依頼があった。小崎騎手は「前走で乗っていた、レネ・ピーヒュレク(トルカータータッソで21年の凱旋門賞をV)に的確なアドバイスも聞けて、その通りに乗れました。デュッセルドルフ競馬場はアップダウンも激しくてコーナーも急ですし、馬のバランスに特に気をつけていました。日本とはバランスの取り方も違う面もあります」と、自身のドイツ6戦目でチャンスをモノにした。

 国際ルールの統一、動物愛護の観点で、JRAでは23年から1レース内でムチの使用が連続5回までになった。2完歩あければまた5回使えるというわけだが、ドイツは1レースで合計3回までしか使えない。4回の使用で14日間、5回使用で加重制裁でプラス42日間の騎乗停止となる。ちなみに2歳戦のムチは40cmだそうだ。小崎騎手は「この前2歳戦で、初めてあのムチ使いましたよ! 僕は今のところ6回乗って、なんとか制裁なしです。3回までしか使えない分、日本より効果的にムチを使わないといけません。馬を鼓舞したい時や反応させたい時を見極めて、一番効くタイミングで使えるように気を付けています。肩ムチは1発も使ってはいけないので、その面が難しいです」と試行錯誤している。日本同様に、裁決委員が使用回数をチェックしているそうだ。

 今週末もハノーファー競馬場で2鞍の依頼があった。「2歳のリステッドレースと、もう一頭は前回僕が乗って2着のワンダフルワールドです! 調教はまったく乗っていませんが、2頭とも期待して僕に任せてくれています!」と充実している様子。レース映像は「WettStar」というYoutubeチャンネルでライブで観られるので、是非40cmのムチで戦う小崎騎手を応援してほしい。(中央競馬担当・玉木 宏征)

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