土曜阪神10Rの鳥取特別(3歳上・2勝クラス・ダ1800m)はアイファーテイオー(牡3、栗東・鮫島一歩厩舎)の一発がある。

　4走前にハイレベル戦だった伏竜Sで4着の実績あり。その後のオープン2戦は鳳雛Sが10着、ユニコーンSが9着だが、前者は展開不向き、後者は相手が強過ぎたので、決して悲観する必要はない。そして自己条件となった前走の天草特別は、3角過ぎに後退してきた他馬の影響で位置を下げるアクシデント。それでも直線で盛り返すように脚を使って0秒6差の6着だから、力を示す内容だった。一連の着順だけを見ると手を出しづらいかもしれないが、このクラスはいつでも勝てる馬だ。

　前走の序盤の位置取りからも分かるように、先行力が出てきたのは大きなプラス。目下プチブレイク中の藤懸貴志騎手の手綱捌きも頼もしく、前走のうっ憤を晴らす差し切りを期待したい。